PRESIDENT

理事長からのメッセージ

理事長所信

【はじめに】

2020年は東京オリンピック・パラリンピックが開催され、多くの訪日外国人が見込まれ 、2021年には(公社)日本青年会議所第70回とちぎ宇都宮全国大会が開催され多くの地域活性化の機会が訪れています。本年をいかに活用し、いかに地域益につなげるかが我々の命題となるものと自覚します。

日光市は訪日外国人の増加によるインバウンドで観光収益が続伸しているものの合併後の人口は市全体で約15%減、日本全体の約4%減よりも急激に減少していることがわかります。2040年に消滅可能都市の一つに挙げられており、危機感を持つ方が多くいるにも関わらず抜本的な解決策は見いだせていない状況です。人口の減少は即ち地域力の低下につながります。責任世代となる我々は現状を悲観することなく多角的に物事を分析し、積極的に運動を展開していくことで、地域力の増進に寄与する必要があります。

【組織の根幹と時代に合わせた情報発信】

青年会議所はその名の通り、青年が侃侃諤諤の議論を 行うことでより良い運動を地域に発信していく団体であります。各種会議においては総会・理事会などの根幹を成すものから、委員会等の運動を発信するために調査・研究や事業構築・実施と実行的な会議まで様々なものがあります。議論をし、より良いものへと進化させるためには 会議が円滑にそして公正に行われなくてはなりません。新たな試みとしてネットワークを利用した会議など、参加率を高める工夫、議論のし易い環境の醸成、適時の情報発信を行い、多くの会員や協力団体が良き議論ができるように努めていきます。

また、ソーシャルネットワークサ ービスなどを利用した情報発信が取り入れられ、情報の円滑な発信が行われている反面、不適切な情報発信につながることも危惧されます。コンプライアンスの遵守と徹底を行わなければなりません。誰でも気軽に世界に発信できる時代だからこそ責任ある情報発信を行ってまいります。

【継続事業の見直しと変革】

2019年に25周年を迎えたライトアップ日光、同年40周年を迎えた学童スケート競技会と例年少しずつ形を変えつつも継続されてきた事業があります。今後も継続事業を行っていく為には運動理念こそが重要になります。各継続事業の意義を見つめなおし、真に運動発信の場となるように変革をしていかなければなりません。心震わせるような体験、生涯目に焼き付くような感動を 参加者・来場者に与えてこそ運動は伝播していくのです。先輩諸兄が紡いできた事業の伝統と誇りを引継ぎつつも、現在に求められる運動へと積極的に変化を起こして参ります。

【日光市の未来を考え行動する】

日光市は急激な人口減少に直面しています。地域から人がいなくなっていくとどのよう なことが起こるのでしょうか。実際に日光市の統計をみると市街地よりも市街地外や山間 部の人口が圧倒的に減少しています。栃木県の約23%を占める面積を持つ日光市において 、地域管理を行うことが出来ずに荒廃した場合、大多数の市街地に住む市民に直接的または間接的に負担が生じるのは自明の理です。地域力が潰えるのを座して待つことは後の世代に負担を押し付けることに他ならないと考えます。我々は青年経済人として課題や問題をビジネスチャンスへと変えるポジティブな発想が求められています。しっかりと調査・研究を行うことで新たな視点で地域力を高める運動を展開していかなくてはなりません。多くの仲間を募り、地域の同志と協力して持続可能な日光市の各地域を実現することで明るい未来を目指して参ります。

【青年会議所の可能性を追求する】

時代は令和となり、直面する地域課題や会員の意識も変遷してきました。青年会議所の組 織は通例としてまちづくりや青少年などの分類化された委員会を設置し運営してきました。我々は自らで決めた枠組みに囚われ、事業の柔軟性を失いつつあります。地域の人口が減少することによって、まちづくり事業ではひと昔前のように集客数による効果検証が難しくなり、青少年事業では児童数を度外視した動 員計画が事業の成否にも影響を与える結果となっています。検証すべきことは運動が波及しているのか、波及される状態を創出できているのかであるべき です 。定款第 5 条に規定されている事業とは何か、委員会の活動とは何かを会員がしっかりと認識して運動を展開していく必要があると強く考えます。多種多様な職種の有望な若者が所属している青年会議所だからこそ地域に生み出せる新たな可能性があり、柔軟性に富んだ事業展開を行うことが できると確信します。物事の一面に囚われず、多角的な視点で運動・活動ができるメンバー育成が地域力を高めることに寄与すると考えます 。組織変革を通じ、既成概念を打ち破り青年会議所活動の神髄を追求し、地域社会の健全な発展、組織力の強化に繋げて参ります。

【設立10周年に向けて】

我々は2012年に(社)日光青年会議所と(社)今市青年会議所が合併し 誕生し 、2021年に10周年を迎えます。多くの先輩諸兄や仲間達が積み上げてきた10年の事績 を振り返り、先の10年・20年を見据え、時代を牽引していくべく、今後の運動を思い描かなくてはなりません 。青年会議所は10年後も地域に必要とされる青年の団体として先見性を持ち、力強く活動を行っていかねばなりません。2031年に迎える20周年に繋がる運動・活動の根幹を皆の総意を持って策定して参ります。

【結び】

世界は予想も出来ないような変化を続けています。日光市はインバウンドによる活性化を近年見せてきましたが、世界経済不況の煽りを受けて円高が進むことで訪日観光客もオリンピックを境に減少する可能性もあります。近隣諸国との安全保障上の問題など不安材料は枚挙に暇がありません。日光は国際観光都市としての地位を維持しつつ、地域力の低下を防ぐ施策を打ち出していかなくてはならないと強く考えます。我々は青年らしく力強く活動し、しっかりと調査・研究を行い、日光市においてもSDGs(持続可能な開発目標)を念頭に置き、持続可能な地域の未来を見据えた運動を展開していくことをお誓い致します。

一般社団法人日光青年会議所2019年度 理事長 山田

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